やすらぎの境内

山門から妙光寺本堂を望む

山門から本堂を望む

ようこそ、妙光寺へ

境内案内図

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建物と庭

 創建後二度の火災に遭い、1764(宝暦14)年に再建された旧本堂と祖師堂は、230年の風雪と水害で老朽化が進み、2001(平成13)年に一新しました。同じ年数を経てきた客殿は、少し前の1981(昭和56)年に鞘堂の形式で保存したものです。 回廊に囲まれた板張りで100坪の院庭は、祭礼やコンサートなどの行事に大勢の人々で賑わいます。普段は参拝の後、木々を渡る風、裏山の鳥のさえずり、落ち葉の舞い、そんな風情を楽しむ人の姿がみられます。
 塔頭(たっちゅう)の京住院は、350年ほど前の寛文年間、23世京住院日通上人の隠居所が始まりです。老朽化で解体後、2008(平成20)年篤信者の寄進で再建されました。参詣者の宿泊や小規模な葬儀に供しています。

妙光寺旧本堂(昭和40年頃)

旧本堂(昭和40年頃)

上空から改築前の妙光寺旧本堂を望む(昭和57年頃)

上空から改築前の旧本堂を望む(昭和57年頃)

雨上がりの院庭から本堂を望む

雨上がりの院庭から本堂を望む

 山門は約200年前の文化年間の建立、三重塔は江戸末期ころに他から移築されたと伝えられ、2004(平成16)年に解体修理しました。この三重塔に山門と鐘楼を加えた3点が、2005(平成17)年に文化庁の「国登録有形文化財」に指定されました。

三重塔と池庭

三重塔と池庭

山門

山 門

鐘楼

鐘 楼

四季の境内

 花に彩られる春、緑と涼風の夏、落ち葉舞う秋、静まり返る雪の冬。
刻一刻と表情を変えていく妙光寺の院庭では四季を通して様々な風情を楽しむことができ、5000坪を超す境内は、春はカタクリ、イチリンソウをはじめとする山野草、200本あまりの桜やヤブ椿で花にうもれます。
 また春の鶯、初夏のアオバズク、三光鳥等野鳥も多く、一年を通してムササビの滑空を見ることができます。

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春

百花繚乱の妙光寺の春。
様々な花が咲き乱れる春は、一年のうちでも
院庭がもっとも輝きを見せてくれる
特別な季節でもあります。

妙光寺の春
梨(妙光寺の春) 福寿草(妙光寺の春) 枝垂れ桜(妙光寺の春) 桜とコブシ(妙光寺の春) ヤマシャクヤク(妙光寺の春) ヤブツバキ(妙光寺の春) モクレン(妙光寺の春) ボタン(妙光寺の春) ヒトリシズカ(妙光寺の春) アオバズク(妙光寺の春)
夏

初夏は草花が豊富に見られる季節。
また、暑さとは裏腹に、
咲く花姿にはどこか
落ち着いた情緒が感じられます。

妙光寺の夏
ウマノアシガタ(妙光寺の夏) 蓮(妙光寺の夏) モリアオガエルの卵(妙光寺の夏) モリアオガエル(妙光寺の夏) ハマヒルガオ(妙光寺の夏) ハナショウブ(妙光寺の夏) スイレン(妙光寺の夏) カルガモ(妙光寺の夏) ガビチョウ(妙光寺の夏) ガクアジサイ(妙光寺の夏)
秋

秋の草花は
春夏のような派手やかさはないものの、
素朴な風情を持つやさしげな花々が多く、
見るものに癒しを与えてくれます。

妙光寺の秋
モミジ(妙光寺の秋) ムラサキシキブ(妙光寺の秋) ムササビ(妙光寺の秋) ヒガンバナ(妙光寺の秋) シュウメイギク(妙光寺の秋) サンコウチョウ(妙光寺の秋) ギンモクセイ(妙光寺の秋) キツツキ(妙光寺の秋) イチョウ(妙光寺の秋) アナクマ(妙光寺の秋)
冬

うっすらと雪化粧された
白一色の境内に
ポツンと赤いツバキが花を開く頃、
新潟の冬もいよいよ本番となります。

妙光寺の冬
雪椿(妙光寺の冬) 雪景色の三重塔と池庭(妙光寺の冬) 雪化粧の池と阿舎(妙光寺の冬) 雪化粧の院庭(妙光寺の冬) 松と雪景色(妙光寺の冬) ナンテン(妙光寺の冬) サザンカ(妙光寺の冬) カニ(妙光寺の冬)

境内の変遷

 江戸時代中期に建てられた客殿は、中世寺院建築の典型と言われ歴史的価値の高いものと言われました。
 しかし、老朽化とかやぶき屋根でその維持保存は困難を極めました。

妙光寺旧客殿