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百歳までの折り返し点

2010年3月号

小川なぎさ

梅のつぼみが紅く色づいてきました。春はもうそこまで来ています。雪国で暮らしていると本当に春が待ちどうしいものです。暖かくなったら冬眠から覚めるようにあれもこれもと忙しくなるのですが、暖かいのは気分が良いものです。でも花粉症の方には辛い季節でしょう。なんとか乗り切ってくださいね。。

カナダでのオリンピックも終わりましたね。私はカーリングがとてもおもしろかったのですが、スケートで銅メダルの高橋選手がショートプログラムで使った「EYE(アイ)」という音楽に驚きました。作曲はアコーデオン奏者のコバという人、実はこのコバと私は中学時代同級生だったことがあります。また当時の音楽の先生とはいまでも年賀状や「コバがテレビにでるよ」というお電話をいただいたりしているのです。そして、安穏廟の納骨でおなじみの石屋の古井さんがこの先生の教え子で、お客さんだということを知りました。それでしみじみとご縁ということについて考えたのがつい最近のことです。

第1回安穏フェスティバルの直前にコバのコンサートに行ったとき「実はね、うちのお寺でこんどヤスカズという人を呼ぶんだよ」と話したら「あーよく知ってるよ一緒に音楽したことがある」というのでびっくりしたことも思い出しました。「今度うちにも来てね」なんていっていたのですが、彼はみるみる有名になってしまったので、かなわぬ夢となりました。あれから20年。いろいろな縁にむすばれここまでやってきました。

このごろはコンピューターで買い物をするとか、急がない用事ならメール、あまり直接人と話をするということが少なくなりました。けれども私はお茶を飲みながら世間話をすることが自分にとって、とても大切な時間だと思えます。そのときに教えてもらうお話はかけがえのない貴重な生の情報だからです。笑ったり泣いたりというたわいのない話の中に希望を見出したり反省したりということが多いのです。無駄とも見える時間を大切にしたいです。宝くじがあたったら境内の一角に喫茶店でもつくって、一日中お茶飲みをするというのが夢なのですが(笑)

私は来月4月にめでたく?50歳になります。先月娘の引越しで行った横浜の中華街で面白半分に手相をみてもらったら、百歳まで元気に長生きするということだったのでようやく半分ということになります。娘たちへの仕送りも終わりなので、新しい始まりの計画をたてること、実際には生命保険の見直しや、身辺整理から始めて楽しんでやっています。身軽になって第二の人生を!なんて意気込んでいたら思わぬ伏線があり、集中して何かをすると頭痛、耳鳴り、肩こりなどがひどくなって、イヤーホントに勘弁してほしいという感じなのです。無理をしてはいけないよということなのですかね。薬で治すというほどでもないので困ります。どなたか何かよい情報がありましたら是非教えてください。たとえば整体やハリがいいよとか、更年期の過ごし方とか・・

新年度が始まります。池の上の安穏廟の工事も始まりました。あわただしく動いている妙光寺、私は少しづつ一線から退いていき、ゆったりとお茶飲みをしようと思っています。遊びに来てくださいね。

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