寺庭から 「さようなら もんた≠ウん」 |
2017年7月号 |
小川なぎさ |
口座引き落としへのご協力ありがとうございます
春から会費納入について、銀行口座引き落としのお願いをしてまいりましたが、多くの方にご協力いただきありがとうございました。新しいことをはじめるには準備も大変ですが、幸い信頼出来るアルバイトの女性の方をお願い出来て、着々と進んでいます。
以前から会費のまとめ払いはできませんか?との問い合わせもありますが、この方法だと万が一忘れていても、長期の入院をされても、納入が出来るようになります。今後も受付をしていますので、今からでも口座引き落としをご希望の方はお寺までご連絡下さい。もし自分で記入するのがたいへんな方は、お寺においでいただければ、一緒に書類を書くお手伝いをします。
これまでのお盆塔婆、送り盆のメッセージは同封の申込書でお申し込み下さい。これも会費と一緒に引き落としになりますので、よろしくお願いいたします。
8月の送り盆、11月の法灯継承式に向けての準備でスタッフ、役員の方々が力を尽くして下さっています。新しく始まった『浄土講座』も好評のうちに3回が終わりました。この『浄土講座』は浄土基金をもとにした、新しい取り組みです。「この世の浄土」を目指して。これからも地道な取り組みを続けましょう。個人的な感想ですが、いろいろなイベントがある中で、この講座はもっともお寺にふさわしいものかもしれません。次が待ち遠しいし、引き続き浄土基金にもご協力をいただけたら嬉しいです。
もんたとの別れ
さて、たかが犬の話で恐縮ですが、犬のもんたが初夏のある朝死んでしまいました。桜の咲くまで頑張り、そろそろだよと県外に住む娘たちに連絡し、全員が帰省、そして戻ったその日のことでした。不思議な最期でした。これまでのペットは近くの山に埋めていましたが、大きくて穴を掘ることが出来ないので、火葬にしました。
リョウケイさんにお経を読んでもらったのですが、涙で時々お経がとまるので、私も一緒に唱えました。犬の弔いでわかったことは、避けられない別れの悲しみから立ち直るのは一連の、人間なら葬式という儀式、そして宗教の力だということでした。もんたはお骨になって仏壇の前に居ます。「次に家族全員がそろったら供養をして納骨だね!太鼓をたたいて賑やかにね」と言ってます。14年間ありがとうございました。お寺が犬の毛だらけでご迷惑をおかけしたことお許し下さい。
暑い夏がやってきます。お寺もあわただしい季節ですが、お盆の提灯や蓮の花、故人をしのび、気持ちをおだやかにする仕掛けのようなものがたくさん準備されます。お参りにお出かけ下さい。
|