Q:焼香の作法に、よく戸惑います。正しい作法を教えてください。
焼香は古代インドから続く伝統的な行為です。衛生環境の面から、お香で匂いを消したり、消毒をしたりしたことに由来します。焼香をすることで、心身を清め静かな気持ちで仏様やご先祖様にお参り出来るのです。また、亡くなった方の魂は四十九日の間、この世界に留まり、香りだけを食べていると言われてます。その為、お香を捧げることで供養をしているのです。
よく尋ねられるのが焼香の回数ですが、宗派や地域によって異なります。日蓮宗では基本的に法要を勤める導師(僧侶)は3回、参列者は1回とされています。焼香台の前で仏様に合掌・一礼し、親指と人差し指でお香を軽く摘んで焼香し、最後に合掌・一礼をして、席にお戻りください。大切なのは回数に拘ることでなく、心を込めて焼香することです。
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