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一人も大好き!

2013年12月号

小川なぎさ

「今度生まれ変わったら、あなたが女で私が男になるからまた結婚しようね!」と、ウフフ!つい最近聞いたお話です。なんともほほえましくて、こんな奥さんに恵まれた人は幸せだなと思いました。

私自身、元来ひとりで何かをするのが好きだし、一匹オオカミで風来坊のような性格が強くて、結婚という制度というか、縛りに向いていないと思うので、きっと来世は結婚しないだろうと思ったりします。ところが30年も今の生活が続けて来られたのは、ひとえに我慢強い住職と自分の責任感の賜物でしょう。

この秋もたくさんの方々とお会いし、色々なお話を聞いて、心の栄養をいただきました。本当にありがたいことです。ひとりが好きといっても好奇心のかたまりでもあるので、新しいことや珍しいことを知ることは無上の喜びです。嘘やごまかしがあふれるこの頃だからこそ、自分の目で見、自分の耳で聞くという経験は宝!と思っています。

少し前にテレビで、はかとも(墓友)が流行しているという話題が取り上げられていました。ところが最近は、それがうっとうしいという人々もまた増えているそうなのです。それはあたりまえだろうと思います。そもそも、はやりすたりがあるから流行でしょう。そういうことに一喜一憂せずに進んでいくのがお寺というものだと思うのです。(少し偉そうに言ってしまってごめんなさい)

ひとりが好きな人、友人とにぎやかに過ごすのが好きな人、いろいろな考えの人が好きなときに集まれる場所。たとえば地位や名誉とか、社会的ことなどなーんにも関係なく集えるのが寺。そんな場所でありたいと思います。なんたってすべてを超えたときの最後のすみかですから。

寺の運営に関しては決定権の無い私ですが、「こうなったらいいな」という夢はあります。この秋にその夢が現実となりました。茶室の活用が、有志の方々によって始まったのです。喜ばしいことです。ご寄附いただいたお茶道具の目録作りまでしていただき、開創七百年のすばらしい締めくくりとなりました。

さて最近の私は忙しいけれども結構心穏やかに、健康に過ごしております。韓国ドラマは卒業して、アメリカドラマに入門しました。(笑)そして時々ひとり映画、ひとりランチなどで静けさを満喫しています。これからやっていきたいことも計画しましたが、もう書ききれないので次回に!

寒くなります。 体を冷やさないように暖かくして暮らしましょうね!

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