日蓮宗 角田山妙光寺 角田山妙光寺トップページ
寺報「妙の光」から 最新号 バックナンバー

私も修行します!

2013年9月号

小川なぎさ

暑いやら大雨やら、しんどい季節もやっと終わりが見えてきましたね。夜の涼しい風がきりきりしていた心を少し穏やかにしてくれる、そんな夏の終わりです。お疲れはでていませんか?

暑さの中で嬉しかったことは、毎年春に植え替えている蓮がたくさんの花をつけてくれたことでした。昨年ミガキニシンを入れるといいよと教えてもらったので、大盤ぶるまいで入れたのがよかったのかもとか、古い土と新しい土の配合割合が良かったのかもとか、まるで楽しい実験をしているようでした。

また娘の良恵がリョウケイと名前を変えて、初めての夏でした。盆の棚まいりでは、弟子の平山とともに、役員の皆様にはお忙しい中ご案内いただき、本当にありがとうございました。赤ん坊が経験をつんで大人になるように、どうかこれからも人生の先輩として、いろいろとご指導をお願いいたします。祖父である先代を知らないリョウケイが「先代によく似てるね。」と言われたと、にやにやしていました。これからも私も知らない昔の寺の話などを、聞かせてやっていただけると幸いです。

実は私も、この夏は修行をしようと思っていました。それは「手始めにグズグズ言わずに仕事をしよう」ということでした。いつも平らな気持ちでいられると仕事の能率もあがるし、なにより怒りは脳細胞を壊したりストレスになったりすると何かの本で読んだこともありました。

それから高校の先輩で安穏会員になった方の奥さん(彼女もまた小学校からの友人)に、気心のしれた関係なのでつい愚痴をこぼした時「なこちゃん(私の子供のころの呼び名です)仕事だよ!仕事なんだから頭にきたらだめなんだよ。自分の思うようにならないのが仕事だし、大変なのが仕事だよ。」と言われたこともきっかけでした。その言葉を時折思い出してはいましたが、キッーとなることもしばしばで、わかっちゃいるけどねぇ・・・。

娘も修行しているのだから、私も僧ではないけれど、自分なりの修行生活を始めることにしたのです。それは我慢するのではなく、文句を言わない、愚痴を言いたくなるようなことを感じない穏やかな体質に改善しようということ。ダイエットとおなじで、これがなかなか難しい。でもいつか苦しいこと、辛いこと、困難に見舞われてもシーンとした静かな気持ちで対処できるようになるということが目標です。「心おだやか行」と名付けて(笑)

忙しいなか時間をやりくりして行事にご参加くださった皆さん、何度も何度も寺の掃除や準備に気持ち良くおいで下さった皆さん、お疲れ様でした。秋から冬にかけても楽しいお寺参りを!よろしくお願いします。

 
  道順案内 連絡窓口 リンク