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Q.日蓮宗の数珠意味を教えてください。

2015年12月号

小川良恵


【回答】

日蓮聖人は数珠のことを「ずず」とお呼びになっていました。数珠は念珠とも言って、もともとは心の中で祈りながら、「南無妙法蓮華経」のお題目や「南無阿弥陀仏」の念仏を唱えた数を記録する道具でした。これを操る時は心を落ち着かせることができるという、いわば集中の為に用います。キリスト教のロザリオも同じ用途に用いられ、イスラム教にも似た形状の用具があるそうです。

 珠の数は宗派によって異なりますが、日蓮宗では煩悩の数と同じ108個です。持っているだけで煩悩を滅し、様々な功徳を授かることに由来しています。数珠を持って合掌したとき、両手を擦り合わせる方がいます。これは僧侶が他の僧侶に合図して何事かを知らせることに始まったものとされており、基本的にはすり合わせる必要はありません。

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